韓国宣教研修交流会

 「日本に最も近い国」である韓国は古くから日本との交流が盛んでした。
近現代における日本の侵略・植民地支配や豊臣秀吉の朝鮮出兵などをはじめとする歴史上のいくつかの時期をのぞけば、基本的には両国の関係は有効的であったといえます。最近ではいわゆる「韓流」が記憶に新しいところです。
日韓両国のキリスト教会も長く友好的な関係を持ってきました。1970年代ごろからの韓国キリスト教会の急成長の中、日本の教会は韓国への研修ツアーを数多く行ってきました。

 私たちの教会では韓国に関心を持ち、訪問される方々に、単なる観光にとどまらない歴史の現地見学をお勧めしています。教会・クリスチャンの方々とっては、韓国教会がなぜ比較的短期間にあれだけの数的成長をとげたのかを知るよい機会となるでしょう。その数に圧倒されるだけでなく、その根底にある涙の祈りと殉教の血の歴史を知ることは両国の関係のためのみならず、日本宣教を考える上でも重要です。また教会関係以外の方にとっても、両国の歴史を知ることによって、隣国との新しい友好関係を築き、世界平和を考えるためのよい機会となるでしょう。

 日韓関係史を学ぶことは、「日本は悪い国だった、日本人は悪人だった」という、いわゆる「自虐史観」を築くためのものではありません。前述のように、秀吉の朝鮮出兵や日本による侵略・植民地支配などは日韓両国の長い歴史の中のある一時期のことにすぎません。しかしそれらの「負の歴史」は今も両国の関係に影を落とし続け、いまだにいやされない傷を負った方々がたくさんおられることを十分知らない日本人が多いことは、これからの両国にとってよいことではありません。歴史を知り、謝罪すべき責任を果たし、その上で新たに未来への友好を築くこと、これが私たちの目指すところです。

 そのためのお手伝いとして韓国宣教研修交流会(スタディー・ツアー)があります。詳細は当教会までお問い合わせください