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韓国から感動のひと口小話(5)2023年02月28日
「ベンハーの現代版?」
私共の教会には、韓国の方々も来られてご一緒に礼拝をささげています。まさに民族・国籍を超え、神の民・ひとつの家族として礼拝する和解の教会です。毎週、韓国語の同時通訳もありますので、言葉の壁を乗り越えて礼拝ができるのです。ある時、熱心に礼拝に出席なさっている韓国の老婦人が左手の甲にかなりの皮膚病の症状がみられ、病院の皮膚科に通院していますが、中々回復しないばかりか、幹部が大きくなるばかりだとのことでした。その姉妹は教会に入って来るや否や、受付係をしている家内の所に行き、左手を見せました。その盛り上がった幾つかの幹部が手の甲が埋まるほど盛り上がり広がっていました。
日頃、家内は皮膚に関する疾病(しっぺい)に関しては「馬油」に勝るものはないと確信していたので、ちょうどカバンに持っていた瓶入りの馬油を渡しながら「私も愛用していますが、皮膚の問題に関してはこれに勝るものはないほどよく効くわよ! 皮膚病の万能薬なんですから。」翌週、教会に来るや輝いた眼で「奥さん! この手を見てください。頂いた馬油のお陰でうそのように、こんなにすっかり治りましたよ!」この会話は、牧師室と目と鼻の先にある受付でのことで、私も二回とも拝見し、驚きました。
皆さんは『ベンハー』という映画をご覧になりましたか? どの場面が心に残るクライマックスだと思われますか? 着任したばかりの若きローマ軍総督がユダヤ人のベンハーにローマの統治に協力を求めた時、同族を裏切るようなことできないことや、総督の事故・負傷の濡れ衣を理由に、ベンハーの母と妹をハンセン病(ライ)患者の施設に幽閉し感染させてしまったので、ベンハーは激怒し心に復讐を堅く誓います。
ところが、時を同じくして、カルバリの丘では、主イエスの「十字架上の七つの言葉」(ルカ23:34)の第一のみ言葉を聞いた時、彼の復讐心は溶かされ、母と妹のハンセン病もきれいに癒されていましたね。
スケールはずっと小さいのですが、皮膚病(ひふびょう)に苦しむ韓国の老婦人の悩みが礼拝を通して御霊のご臨在を頂き、家内の小さな愛の業をも用いて下さってきれいな手に甦らせて頂いたことは、ご本人にとって極めて大きな喜びだったようです。ハレルヤ!