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韓国から感動のひと口小話(3)2023年02月21日
「ある貿易会社のソウル事務所長の回心」
ソウルには日本各地の職場から転勤で来韓される方が多く、その家族に伝道することも私共の使命の一つですし、新しい友との交わりもまた楽しいものです。
その中の一人で、Aさんという方がいらっしゃいました。この方はKBS(韓国放送公社=日本のNHKに当たる)国際放送のコラムで毎週話しをしていて、その担当アナウンサーに連れられて初めて教会にいらっしゃったのでした。
礼拝後、出口で聖徒たちを送り出している私のところに飛んできて
「牧師さん、質問があるんですが!」
「どうぞ、おっしゃってください。」
「週報の‘当教会の目標’を指さしながら、第1番目に、日本民族の悔い改め、と書いてありますが、どういうことでしょうか?」
「私たちは二つの悔い改めをしなければなりません。一つは神を神としてあがめず、様々な偶像崇拝をしていた罪を悔い改めて、イエス・キリストの十字架の救い(贖(あがな)い)を信じ受け入れることで、これはどの国の国民も例外ではありません。もう一つは、私たち日本は韓国や中国や台湾など、アジや諸国を武力侵略し、日本の神社参拝を強制し、背く人たちを投獄・拷問・殉教の死にまで追いやりました。これは許さるべからざる罪なのです。」
ここまで私の話をじっと聞いておられた彼は両ひざを打つや
「わかりました! 私は中国戦線に出兵し、若い少年を至近距離から、この手で撃ち殺してしまいました。いくら天皇の命令だからと言っても私は実行犯として、今の今まで私の心の奥底にあった重い鉛のような罪の重荷に苦しんできました。きょう生まれて初めて教会の礼拝に出席し、讃美歌・主の祈り・聖書のみ言葉を聞くうちに、懺悔(ざんげ)の思いが沸き上がり、それをキリストの十字架の御許に携え告白して、心の重荷が軽くなりました。」
間もなく彼は受洗準備学習を終え、クリスマス礼拝にて洗礼を受け、任期を終えて帰国されました。
ソウルから日本に帰国されると同時に、韓国にて主に出会って救われ、天国籍を与えられ、今はその本卿(まことの郷里)なる神の御国に旅立ったのでした。
ハレルヤ!